グループBのオーストラリア女子サッカーチームは試合中、一時は3点差を追いつかれたものの、90分にスリリングな逆転劇を演じ、ザンビア女子サッカーチームを6-5で下し、予選突破への望みをつないだ。一方、ドローン事件で勝ち点6を減点されたカナダ女子サッカーチームは、グループAでフランス女子サッカーチームを2-1で破り、2勝1敗で勝ち点0となり、決勝トーナメント進出を賭けた一戦となった。
初戦のドイツ女子サッカーチームとの対戦では、オーストラリア女子サッカーチームは3失点の大敗を喫していた。しかしこの試合では、開始わずか1分で逆転された。ザンビアのストライカー、ビンダが前半に3得点し、オーストラリアは2-4でハーフタイムを迎えた。ザンビアはすぐに2点目を追加したが、オーストラリアが3連続ゴールを決めて逆転した。そして試合終了間際、オーストラリアのベテラン、ヘイブンがキラーゴールを決め、6-5という劇的な勝利を収めた。
2連敗を喫したザンビアは、進出の可能性は薄かった。しかし、38歳のベテラン、ズナが一肌脱いで歴史に名を刻んだ。元陸上選手である彼女は、2008年北京オリンピックの400メートルでザンビア代表となった。そして今、彼女は女子サッカー選手として、ザンビアのオリンピック代表として再び立ち上がる。オーストラリアは現在、1勝1敗でグループBに属しており、予選突破のため、次のアメリカ女子サッカーチームとの試合で勝ち点を狙う。
女子サッカーチームのプール決勝第2ラウンドが終了し、プールBのアメリカ女子サッカーチームとプールCのスペイン女子サッカーチームがともに2連勝でベスト8進出を決めた。