サッカー五輪女子代表のグループCでは、ブラジルと日本が激戦を繰り広げ、第1戦ではブラジル女子が僅差で勝ち、日本女子は一度は先制したものの結局敗れた。両チームにとっては生き残りをかけた必勝の一戦である。過去3回の対戦を振り返っても、常に日本がリードしており、今回も日本女子がリードすることが予想される。
ブラジルは、38歳のベテラン、マダが正確なパスを出したストライカー、ガビノウニスのゴールのおかげでナイジェリアを1-0で下した。サンバ軍団は勝ち点3を手にしているとはいえ、次の女子ワールドカップ・チャンピオンのスペインを相手にしている。しかし、ブラジル女子の守備はやや不安定で、ひとたび攻め込まれれば相手の反撃に遭うリスクもある。
女子ワールドカップで8強入りした日本チームにとって、プレミアリーグの女子チームでプレーする選手も多く、ブラジルにすら負けない総合力は侮れない。スペインのような強敵に対しても、日本女子は怯まなかった。試合開始わずか13分、藤野青葉が日本のゴールを決め、均衡を破った。しかし、その後は相手の猛攻に耐えることができず、1-2で敗れた。勝ち点3を失ったことで、日本の進退が危ぶまれるが、ブラジルとの過去2回の対戦でそれぞれ勝ち点を挙げているため、選手たちは気持ちを切り替えて、勝利を目指して積極的に攻めてくるに違いない。