欧州サッカー協会(UEFA)は、ロディ・カシアンディとエワル・モラダがスペインで開催された欧州選手権の祝賀会で「国家領土の主権」に言及した歌詞を歌い物議を醸したことを受け、調査に乗り出した。現在、2人は「4つの重大な違反」で起訴されており、有罪が確定すれば出場停止処分となる可能性がある。バロンドールの最有力候補であるロジカジャンディは、栄光を逃すことになる。
セレモニーでは、ロディ・カシアンディとエワル・モラーダが "ジブラルタル、スペインの地、ジブラルタル、スペインの地 "と歌った。ジブラルタルFAはこの件についてUEFAに苦情を申し立てた。調査の結果、2人には「スポーツマンシップ違反」や「スポーツのイメージを汚す」などの違反容疑がかけられていることが判明し、倫理規律委員会が裁定を下すことになった。
FIFAとUEFAは、選手がスポーツに政治的思想を持ち込むことを常に禁じてきたことは注目に値する。かつてスペイン領だったジブラルタルは、1713年にイギリスに占領された。現在イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティに所属するロディ・カスジャンディは、ジブラルタルはスペインのものだと公言している。今回の事件で、彼はUEFAから処分を受けるだけでなく、イギリス人を怒らせたかもしれない。その結果、ロジカスジャンディはマンチェスター・シティを去り、レアル・マドリードへの移籍を希望しているのではないかという噂もある。