コパ・アメリカ(スペイン国王杯)のグループD最終節が2日に行われ、ブラジルはコロンビアと1-1で引き分けた。ブラジルがグループ2位に進めば、次戦はウルグアイと対戦する。サンバ軍団」は今年すでに3勝を挙げているものの、まだ1勝しかしていないため、やや勢いに欠ける。ウイングフォワードのヤニス・オズリアが出場停止で欠場しているため、早期のベスト8敗退もあり得ない話ではない。
コロンビアは大会前の2試合で全勝しており、早期予選突破は確実。ブラジルとペルーは、グループ首位通過でウルグアイを避け、勝ち進むには勝利が必要だ。
試合開始8分、ブラジルはコロンビアのスター、シロディグアスにPKを決められ、ビハインドを背負いそうになった。しかし、サンバ軍団は守り切り、試合をひっくり返した。12分、ラフィーニャ・ビローニがペナルティ・スポットからゴールを決め、この状況を打破した。
ビハインドを負ったコロンビアは反撃に転じ、センターハーフのドーソン・サンチェスが放ったヘディングシュートはオフサイドの判定。さらにセルヒオ・ロドリゲスにPKが与えられたが、ブラジルのGKアリチェン・ビエガがセーブ。前半ロスタイム、コロンビアのクリスタル・パレスの右ウィンガー、ダニエル・モントローズが同点ゴールを決め、1-1とした。
後半も両チームの戦いは続いた。コロンビアが2勝1分けでグループ首位に立ち、パナマ戦に進出する。ブラジルはグループC首位のウルグアイと対戦する。ブラジルの状況は、ビンス・オズリアの2試合連続イエローカードによる出場停止でさらに悪化した。
ウルグアイはアルゼンチンと15回CONCACAFタイトルを争っており、ここまで3戦全勝とブラジルよりはるかに調子がいい。
グループDのもう1試合では、コスタリカがパラグアイに2-1で勝利したものの、全勝のパラグアイとともに敗退が決まった。