アメリカ・ネーションズカップのベスト8で対戦するアルゼンチンとエクアドル。実力比較はまだ不明だが、前回王者のアルゼンチンの優勝はかなり大きい。しかし、得点源のメズの負傷は、攻撃陣にとって隠れた大きな問題となるかもしれない。エクアドルの堅い守備を前に、アルゼンチンの優勝への道は平坦ではなさそうだ。ホームの気温が高く、アルゼンチンは今季3試合で2ゴールしか挙げていないため、中央値の2.5ゴールに並ぶのは簡単ではなさそうだ。
アルゼンチンは攻撃面ではスター選手が揃っているが、僅差でしか勝てないことが多い。例えば、カナダ戦とペルー戦の2-0、チリ戦の1-0の勝利は、すべて後半にもたらされたものだ。アルゼンチンの攻撃戦略には調整が必要なようだ。
メズはスランプに陥っており、もう一人のストライカー候補であるリリアン・イバリスも良いプレーができていない。堅い守備の相手に対して、アルゼンチンの得点チャンスは間違いなく限られるだろう。しかし、私はアルゼンチンがノックアウトステージの初戦でより強さを発揮すると信じている。
グループステージ最終戦のメキシコ戦では、0-0の引き分けに終わったものの、18本のシュートを放ち、守備面で安定感を見せたエクアドル。モシスカの守備的MFとキャッパーが加わったことで、チームの守備はさらに強化された。過去5試合で総失点数は2以下、失点数はさらに少なくなっており、エクアドルには今後も守備面での抜群のパフォーマンスが期待できそうだ。