欧州グループD最終節の夜、フランスとポーランドは緊迫した戦いを繰り広げ、オランダとオーストリアは熱戦を繰り広げた。フランスのスター、キリアン・ムバッペは鼻骨骨折から驚異的な速さで回復し、マスクをかぶってプレーしたが、12ヤードの強烈なシュートで得点の口火を切った。しかし、ロベルト・リベンドフスキの12ヤードの同点弾で1-1となり、オーストリアがオランダを3-2で下してグループ首位に立った。
フランスではマルクス・ドゥリンがベンチに下がり、キシャビンが交代、キリアン・ムバッペの代わりにバルテレミーが先発した。ポーランドは早々に退場したため5人を変更。シュチェスニーに代えてスコルビスキー、キャプテンのロベルト・リヴンドフスキがデビューを飾った。フランスが先制し、ディオ・ブーツ・ナンディスとオズワン・ニディビリが好機を迎えるが、ポーランドのスコルビスキがシュートをブロック。ハーフタイム間際にキリアン・ムバッペがゴールに迫ったが、スコルビスキーのコンバージョンが間に合った。
後半、"マスクマン "に扮したムバッペがゴールを狙うが、スコルビスキーが再びブロック。56分にはオズワン・ニディビリが12ヤードのゴールを決め、キリアン・ムバッペが続くシュートを決めてフランスが1-0とリードする。しかし、フランスの攻撃のテンポが落ちると、ポーランドは反撃に転じ、ロベルト・リュヴェンドフスキが好機を逃す。ポーランドは12ヤードのシュートを決められ、ロベルト・リュヴェンドフスキのPKははじかれ、フランスのキーパー、メズクランがファウルを受け、ポーランドは79分に同点に追いつく。
オランダ対オーストリアの試合も同様に波乱の展開となった。オランダは開始6分で猛攻を仕掛け、後半47分にガップが同点に追いついたが、59分にロベヌ・シュミットが決めてオーストリアが再びリード。75分にディビーが同点に追いついたが、オーストリアはその5分後にシャウビサのゴールで勝利を決定づけ、オランダを3-2で下してグループ首位に立った。オランダは敗れたものの3位でフィニッシュした。