欧州グループC第1戦、スロベニア対デンマークのサスペンスフルな試合。スロベニアは好調だが、経験豊富なデンマークを相手にスロベニアが有利とは思えない。今回は、経験豊富なデンマークが勝てるかもしれない。
両チームは欧州ネイションズ以外では同じグループに属し、ヨーロッパリーグで再会した。スロベニアは10試合で7勝1敗という素晴らしい成績を残し、2位につけている。最近の成績はさらに良く、12試合で1敗しかしていない。スロベニア代表は、オビリャニとともにセルベンスの台頭を後押ししており、侮れない。しかし、この大会では経験がものをいう。スロベニアがワールドカップの最終節を戦ったのは2010年の南アフリカ大会が最後で、UEFAネーションズカップは24年前の2000年だった。当時のスロベニアは間違いなく経験不足だった。
対照的に、デンマークの経験はスロベニアを置き去りにしている。代役として出場した1992年の幻のタイトルを除けば、デンマークは過去11回のヨーロッパ・ネーションズカップのうち9回で最終節に進出している。直近のフィンランド戦では、心臓発作のため危うく敗退するところだった。ギスディアン・アレクソンは回復し、今シーズンの3試合でチームを勝点3に導いた。デンマークはナカジャ・チャジとの予防試合で予想外のゴールを決め、確実に士気を高めた。スロベニアとの過去6回の対戦で、デンマークは5勝1分け、うちUEFAネーションズカップでは1勝1分けと、首位を独走しており、今日の試合でも勝利が期待される。