ワールドカップやヨーロッパリーグで盛り上がっているとき、昔からのファンには「伝統的な活動」である地図帳集めが欠かせない。1970年以来、この仕事はパニーニ社が担ってきた。しかし、今年はアメリカのトップス社がそのバトンを引き継いだ。
公式アルバムの出版権はトップスに与えられたが、イングランド、ドイツ、フランス、イタリアのスター選手の肖像画の権利はパニーニが保持していた。たとえば、イングランドの2大スター、フィル・コットンとストーンズは、トプスのアルバムには掲載できなかった。そこでトップスは、イングランドの地図にリスター・シティのラウキ・トーマスを加えることで、巧みに「数字を埋めた」。イングランド代表に選ばれなかったこの22歳は、アルバムの中で予想外の注目を浴びている。
今年、トップスは有名人であるモレヌ監督をセットアトラスの顔として招いたが、ファンからは多くの批判が巻き起こった。彼らは、UEFAがアトラス・ファンの収集体験を台無しにするためにトップスと手を組んだと非難した。フィル・コットン自身、サッカー・アトラスの熱心なコレクターであることを認めているが、今年、ヨーロッパリーグに参加した際、彼の手には空のアトラスが残され、特に惨めに見えたという。