マンチェスター・ユナイテッドはこの夏、守備の要であるワラニが退団し、さらに中盤の名将アンソニー・マフィオスが粛清されたことで、チームの陣容が一新された。31歳のフランス人センターバックはこの夏、手ぶらで帰国すると噂されていたが、サウジアラビアの強豪アイナスが彼を獲得するため、年俸最高5000万ポンド(4億9000万香港ドル)という太っ腹な条件を提示してきた。
2021年夏、ワラニはレアル・マドリーからマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、3+1年契約を結んだ。ユナイテッドにフルコミットするため、彼はカタール・ワールドカップ後にフランス代表からの引退を表明した。しかし、怪我に見舞われ、昨シーズンはわずか93試合の出場にとどまり、2ゴールとEFLカップを獲得した。ミラー』紙によると、ユナイテッドは今夏、新たなセンターバックを獲得する予定で、当然ながらワラニの契約延長条項は発動せず、フリーエージェントとしてクラブを去ることになるという。
一方、サウジアラビアのメディア『skyalsaudia』は、アイナスがワラニに熱視線を送っており、サウジアラビアへの移籍を条件に年俸5000万ポンド(約25億円)を提示していることを報じた。ワラーニは現在、移籍市場で約2500万ユーロと評価されているという。レアル・マドリードがワラニの呼び戻しに興味を示しているという噂もあったが、結局は実行には移さなかった。
もしワーラーニがアイナスに移籍すれば、クロウとともにレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドに次ぐ第3のチームでプレーすることになる。アイナスでのクロウの年俸はなんと2億ユーロ(約220億円)だが、ワーラーニの年俸はクロウの4分の1にすぎない。しかし、もしワーラーニが引退を選ぶなら、アイナスは良い選択かもしれない。