昨年のプレミアリーグ覇者マンチェスター・シティとチェルシーがロンドンのウェンブリー・スタジアムの中心で戦い、イングランドのトップ4でスリリングな戦いが繰り広げられている。両チームとも、プレミアリーグで頭角を現すべく、攻撃への強い意欲を見せた。シティの攻撃の勢いとは裏腹に、チェルシーも負けてはいなかった。リーグ戦でエヴァートンに6-0と大勝した彼らは、ここ8試合で4ゴール以上を決めており、再びゴール数を3.5に伸ばすことができれば、新記録を樹立する可能性がある。
マンチェスター・シティは、レアル・マドリードにヨーロッパリーグで敗退したものの、プレミアリーグのタイトル争いで主導権を取り戻し、ついにトロフィーを手にする見込みだ。また、EFLカップの防衛にも意欲を見せている。この試合でも、シティが全力でリードを奪いに行くことが予想される。
ペップ・グアルディオラの指揮の下、マン・シティはヨーロッパリーグの上位8チームとレアル・マドリードを相手に無敗を誇っている。プレミアリーグで劣勢に立たされているルートンに対しても、シティは5-1で勝利し、ここ3試合で13ゴールを挙げている。エニン・ハーランド、キーン・ディブニー、フィル・フォーデンといったアタッカー陣の効率的なシュートで、シティがチェルシーのディフェンスを切り裂く可能性は低い。
一方、チェルシーは総合力に波があるものの、プレミアリーグでも屈指の強さを誇っており、特にMFガル・ペマはマンチェスター・ユナイテッド戦でハットトリックとなる3独走ゴールを決め、エヴァートンとの最終戦では4ゴールを挙げた。彼らは現在、プレミアリーグの得点ランキングでハーランドと並ぶ20ゴールを挙げている。この対決でも全力を尽くしてくれるに違いない。
しかし、チェルシーは守備面で不安定なところがあり、チャンピオンズ・リーグに所属するリーズ・ユナイテッドとレスター・シティとのEFLカップ直近2試合では、それぞれ3-2、4-2のスコアで勝利したものの、4失点も喫している。今季の対戦では4-4で引き分けた両チームだけに、シティにはさらにプレッシャーがかかると予想され、今回もゴール争奪戦が予想される。