戦雲渦巻くロンドンのウェンブリー・スタジアムで、イングランドサッカーチームのベスト4が本格的に始動した。この試合でマンチェスター・ユナイテッドの "赤い悪魔 "は、チャンピオンシップ8位のコベントリーと対戦する。下部リーグ唯一のチームであるコベントリーのプレーオフ進出の可能性は低いが、彼らは全力で自分たちを超えようと意気込んでいる。一方、マンチェスター・ユナイテッドはここ最近の5試合中4試合で4得点以上を挙げ、大逆転劇の1試合では3.5得点を挽回するなど、攻撃陣がメインのチームであり、この試合も攻撃陣の饗宴となることは間違いない。
マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグでのトップ4フィニッシュ争いが激化し、EFLカップが今シーズン最後の希望となった。キャプテンのタンホイザーがポジションを維持できるかどうかという噂が飛び交い、コベントリーにはほとんど選手がいないという事実が、不運な結果を予感させる。しかし、"赤い悪魔 "たちはひとつにまとまっており、格下のゴビンジ・チームを相手に、ディフェンスで保守的になる必要はなく、攻撃で大胆になる必要がある。
直近の公式戦5試合でわずか4勝しか挙げていないにもかかわらず、ユナイテッドの10ゴールという成績は印象的だ。前線の安定したプレーは心強いのだが、中盤とバックフィールドの負傷問題、そしてオオナナのパフォーマンスが不安定なため、チームは薄氷を踏む思いだ。コベントリーのほうは、リーグ戦4節を残して6位ノリッジとの勝ち点差が8に開き、プレーオフ進出の望みが薄いにもかかわらず、EFLカップではオックスフォード・ユナイテッドに6-2、シドニー・ウェンズデーに4-1、メイドストーン・ユナイテッドに5-0、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズを3-2で退けるなど、昇格をかけたビッグマッチでやる気十分で、マンU戦でのゴール争奪戦勃発を予感させる。