さかのぼれば、2年前のカタール・ワールドカップでは、フランス・サッカー・チームが自力で決勝まで勝ち進み、準優勝ながらメンバー1人あたり49万ユーロの賞金を獲得した。ユーロのゴングが鳴り、フランスは再び栄光を目指すことになったが、今回の優勝賞金は1人あたり47万ユーロ(約390万香港ドル)にとどまり、ワールドカップの準優勝賞金に比べるとやや減額されている。

クラブの年俸が高騰するなか、フランスサッカー協会が代表チームのボーナスを増やさないことを決定したことが、チーム紙の報道で明らかになった。2018年W杯の28万ユーロから2022年W杯の49万ユーロへ、世界王者の賞金が増える一方で、欧州代表の賞金が常に若干不利なのは納得がいく。

注目すべきは、賞金額の下方修正にもかかわらず、フランスを代表する選手たちの多くがそれを気にしていないことだ。それよりも、彼ら個人の肖像価値、とりわけ本物のミスター銀玉の肖像価値に関心があるのだ。その結果、フランス代表の主力選手たちは、今後数年間、放映権から得られる収入を確保するため、フランスサッカーチームと新たに4年契約を結んだ。

賞金の問題だが、フランスサッカーチームの目標賞金は一人当たり47万ユーロに設定されている。歴史を振り返ると、フランス代表は1984年と2000年に欧州カップで優勝している。今年も、フランスはイングランドに次いで最も注目されているチームのひとつである。しかし、2年前のカタール・ワールドカップで見せた情熱とパワーでは、今大会の可能性は不確かなものに思える。

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