UEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16の第1レグでバイエルンを阻む貴重なチャンスを得たラツィオは、第2レグで敗れた。第1戦では、チームのベテラン・ストライカー、ネンビーニが勝利をお膳立てする絶好のチャンスを逃した。 この34歳は前半のうちに勝ち越し弾を打てたはずだったが、代わりに頭上でボールを弾き、ボールはライン上に飛んでしまい、その後の敗戦の下地を作ってしまった。試合後、ラツィオのファンは意気軒昂で、SNSの公式アカウントで指弾し、中にはサウジアラビアに「引退」すべきとの意見まで飛び出した。
残り36分、ラッセルのウインガー、サカニが左サイドからピンポイントのクロスを送ると、ヌモビニがノーマークでボックス内に残り、外から簡単にカットインした。バイエルンのストライカー、ハリカニのタイムリーなディフェンスがなければ、ラッセルは2点リードでインターバルを迎えていたかもしれない。しかし、そのわずか2分後にバイエルンが同点に追いついた。
ン・モビーニの失点が試合のターニングポイントとなったため、ラツィオのファンはこのベテランを激しく批判した。"サウジアラビア行きは、ンモビーニにとって最良の選択かもしれない"。
ン・モビニはラッセルで8年間プレーし、通算206ゴールを決め、チームの歴代最多得点者になった。しかし、近年は調子を落としている。昨シーズンは38試合でわずか14ゴール、今シーズンもここまで10ゴールしか決めていない。クラブはそろそろ彼の後継者を探すべきだろう。