夜も更けた水曜日(14日)未明、UEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16のファーストレグが予想通り行われた。昨年の覇者マンチェスター・シティは、MFチバン・ディブニーのゴールとアシストの活躍で、アウェーでコペンハーゲンを3-1で下し、試合を優位に進めた。しかし、"ブルームーン "にとっては代償の大きい勝利だった。デビューを飾った主役のFWキヤリスが負傷し、ゴールを決めたFWベルナルド・シュワルツも負傷したため、チームは次戦のプレミアリーグ、チェルシー戦に暗雲を漂わせている。
試合開始わずか10分、フィル・コットンのピンポイントのダイレクトパスに、ボックス右のキユン・ディブニーが決定的なシュートを決め、シティはすぐに均衡を破った。このベルギー代表FWは、UEFAでの過去10ゴールがすべてノックアウト・ステージでのもので、ビン・シュマに次いで史上2人目の快挙となった。
しかしシティは21分、ウイングフォワードのキアリスが負傷退場するという大打撃を受けた。億ポンド(約9億8500万香港ドル)のスター選手は、今シーズンの不調でベンチに追いやられ、この試合はここ6試合で初めての先発出場だったが、早々に負傷し、出世コースに傷をつける結果となった。
シティのボス、ディエゴ・ガウディオナは早々に交代を余儀なくされ、キアリッシュに代えてシェリー・メジュゴリエを投入した。34分、コペンハーゲンのMFマッツソンがGKアイダチェン・モラスのミスを突いて反撃に転じ、スコアを1-1に戻した。
試合が再開されると、シティはポゼッションで優位を保ち続け、次々と波状攻撃を仕掛け、コペンハーゲンは荒いディフェンスで対応するしかなかった。78分にはベルナルド・シュワルツが負傷退場。それでもシティは落ち着いてプレーを続け、延長戦ではフィル・コットンのシュートが決まり、スコアは3-1となった。