アジアカップ準々決勝の夜、開催国カタールとイランは決勝への切符をかけたスリリングな戦いを繰り広げる。ドーハにあるアスパイア・スポーツ・ユナイテッド・センターにジャーナリストたちが特別に訪れ、カタール・チームの試合準備を見学するとともに、カタールFAのテクニカル・ディレクターを務めるケーヒルの姿を会場で垣間見た。
250ヘクタールのアスパイア・スポーツ・コンプレックスは、世界クラスの各種スタジアム、スポーツ医学施設、ユース・トレーニング・アカデミーを擁する総合スポーツ帝国である。ユニークな形をしたアスパイア・タワーと、アジアカップが開催されるハリファ・インターナショナル・スタジアムは、地元のランドマークとなっている。隣接するハマド・アクアティック・センターでは、2024年の世界水泳選手権も開催される。
カタールがAFCアジアカップで初優勝した2019年当時、アクラム・アフィーフやアイモルス・アリなど、当時のチームの選手の多くはアスパイア・フットボール・アカデミー出身だった。現在、これらの元学生たちはカタールチームのスター選手へと成長している。カタールとサウジアラビアの両チームは、アジアカップの期間中、アスパイア・ジョイント・スポーツ・センターでトレーニングを行った。