1月の移籍市場が再開される中、マンチェスター・ユナイテッドは余剰選手の整理を積極的に進めている。中盤の名手ウェンディ・ビックがアイントラハト・フランクフルトにレンタル移籍したのに続き、ストライカーのアンソニー・マルシャルも今月中にオールド・トラッフォードに別れを告げることになりそうだ。トルコのメディア『Takvim』によると、トルコ・スーパーリーグの強豪フェーレンバッハが、この28歳のフランス人シュートストッパーを680万ポンド(6800万香港ドル)の移籍金で獲得することに興味を示しているという。
アンソニー・マルシャルはマンチェスター・ユナイテッドとの契約を6ヶ月しか残しておらず、他クラブに移籍について話をする権限を与えられている。フェーレンバッハは、たとえ移籍金680万ポンドを支払ってでも、今月中にマディルの獲得を完了させたいと考えているようだ。
実際、ユナイテッドとフェーレンバッハは昨夏にすでに2度の取引があり、赤い悪魔はMFファイトを850万ポンド(約8500万香港ドル)でフェーレンバッハに売却し、相手GKのビオンディアを430万ポンド(約4300万香港ドル)で買い取っており、両クラブの親密な関係がうかがえる。ユナイテッドとしては、アンソニー・マルシャルがフリーでクラブを去るのは、選手も移籍金収入も失うので避けたいだろうから、マルシャルをフェーレンバッハに安く転売してもかまわないのではないか。
アンソニー・マルシャルは2015年に移籍金3600万ポンド(3億6000万香港ドル)でモナコからユナイテッドに加入し、一時は「新しいアンリ」と称された。しかし、今シーズンのプレミアリーグでは13試合でわずか1ゴールと期待に応える活躍ができず、ユナイテッドが彼を見限るかもしれないという噂もある。