閑散としたクリスマス・イブのプレミアリーグは、最近凡庸な成績が続いている2チームが直接対決する一騎打ちの様相を呈しており、ウルブスはホームでチェルシーと対戦する。ここ5試合で1勝1分け、残り3試合で3敗と不振にあえぐウルブスは、勝ち点3をまたも逃すまいと守備を引き締めたいところ。一方のチェルシーは大怪我に悩まされ、先週のEFLカップ・ベスト8での激闘から選手たちもまだ完全には立ち直っていないため、アウェイゲームでも攻め急ぐことはなく、ハーフタイムに引き分ける可能性が高い。
特筆すべきは、今シーズンのプレミアリーグの日程には「ウィンターブレイク」の期間が含まれていることで、クリスマスと新年の期間には48時間の間に2試合を行うチームはないというクラブの公約も相まって、各チームのスケジュールを合理化するために、今年はクリスマスイブにプレミアリーグの試合が行われるという珍しい事態が発生した。前回は1995年で、リーズ・ユナイテッドが「バラの戦い」でマンチェスター・ユナイテッドにホームで3-1と勝利した。
この試合に限って言えば、4失点した1995年ほどの接戦は期待できず、互角の勝負になる可能性が高い。ホームというアドバンテージを持つウルブズだが、前節ウェストハム・ユナイテッドに0-3の大敗を喫している。試合は地元クリスマス当日の午後に行われ、敗戦はその夜の祝宴に影響する可能性があるため、ウルブズは堅守を保ちながら反撃のチャンスを待ち、1点を取って勝ち点3を獲得することを目指す。