水曜日(6日)の明け方、プレミアリーグの戦場では、思わぬ火花が散った。順位が大きく異なる2チームがスリリングな対決を繰り広げたのだ。結局、延長6分にアーセナルの "ミスター億万長者 "デグラスがヘディングシュートを決め、4-3でルートンを下した。この勝利はアーセナルに貴重な勝ち点3をもたらしただけでなく、アディ・ダ監督に「グランド・スラム」の偉業を達成させた--監督就任以来、彼はチームを率いてプレミアリーグの25の対戦相手すべてに勝利したのだ。
アーセナルは前半20分、ガブリエレ・マルティニエーレのゴールで先制し、勝利は確実かと思われたが、その後厳しい戦いに巻き込まれた。昇格したばかりのルートンがわずか5分、センターハーフのオショのヘディングシュートで同点に追いついたのだ。前半終了間際にもガブリエレ・ジェンクシスがヘディングシュートを決め、アーセナルが2-1とリードを広げた。
ルートンはイリチャ・アデバヨールとバッケリが3-2とし、猛反撃を見せたが、アーセナルはあきらめず、60分にザビエルが同点に追いついた。それでもアーセナルの攻撃は延長戦まで弱かった。マルティン・オディガットの左からのクロスをデ・グラン・ライスが頭で合わせ、4-3の勝利を決定づけた。億ポンド(約9億8500万香港ドル)とも言われるイングランド代表FWが、9月のマンチェスター・ユナイテッド戦に続いて今シーズン2度目となる延長戦での決勝弾を決めたことは特筆に値する。