土曜日(2日)に行われたプレミアリーグの雌雄を決する試合で、ボニーボーイズがシフィールド・ユナイテッドをホームで5-0と一蹴したことは、プレミアリーグ史上最下位に沈むチームによる大勝利の記録に並んだだけでなく、チームの34歳のジャロデガスによって伝説が刻まれた。試合開始15秒で2得点を決めたプレミアリーグ初の選手となっただけでなく、彼は息をのむようなベテラン選手でもある。
試合前、ポッターズは最下位に沈んでおり、サウスエンド・ユナイテッドも最下位に沈んでいたのだが、試合が始まると一瞬にして立場が逆転した。左サイドからの味方のクロスをジャロディゲスがヘディングで決めたのだ。10年前、サウサンプトンでのチェルシー戦での15秒ゴールを彷彿とさせる、後にも先にもない動きだった。
ボニーズのユース出身であるジャロディガスは、2012年にサウサンプトンへ移籍すると瞬く間に頭角を現し、2013/14シーズンにはプレミアリーグ33試合に出場して15ゴールを挙げ、キャリアのピークを迎えた。しかし、その後の活躍は続かず、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへの移籍を経て、4年前にボニーに復帰。昨シーズンはチャンピオンシップで10ゴールを挙げ、プレミアリーグ復帰に貢献した。
今シーズンの初め、ヤロデガスは10試合連続ノーゴールで、ゴール渇望を断ち切ったのは前節のウェスタム戦だけだった。そしてこの試合でもゴールを決め、2試合連続でゴールを破り、シュートブーツを取り戻し、その見逃せない殺人本能を見せつけた。