エッサドとエドゥカニの覇権を揺るがし、CCLの頂点で戦おうとしているアイレンの台頭は、とどまるところを知らないようだ。デビューシーズンは7戦4敗と振るわなかったものの、エコーを倒してからは調子を上げてきたようで、今後が楽しみだ。
ロジャー・グディスがエコール戦で見事なゴールを決め、アイレンの勝利を決定づけた。リーグ戦5試合連続4ゴールと、このところ絶好調のグディスは、アイレンが連勝を続けるためには欠かせない存在だ。
しかし、ロゲス・グディスもチームメイトのサポートを受けずにプレーしているし、ガビル・ペレイラのパフォーマンスも改善が切実に求められていると思う。今シーズンはここまで1ゴール1アシストにとどまっているが、チームのオフェンスの源である彼のパフォーマンスは切実に改善が必要だ。
一方、リーグ戦でのドーハ・アル・アリのパフォーマンスには目を見張るものがあり、リーダーのビスケンはトーナメント1回戦で敗退したにもかかわらず、見事な戦術的インテリジェンスとチーム編成を見せている。
特筆すべきは、元ドイツ代表のダスが間違いなくチームの攻撃陣の大きな戦力となっていることで、リーグ戦7試合で4ゴール5アシストという見事なパフォーマンスを披露している。
守備面では、ナーニとメスダファがアイレンにとって脅威となる可能性があるが、これは今季のアイレンが1試合平均2失点と守備面で不安定だったことにも関係している。
とはいえ、アイリーンはリーグ前節の勝利で自信を深めており、ドーハ・アリを迎え撃つ際には優位に立つだろう。