マンチェスター・シティとサウサンプトンは大きく異なる状況にある。プレミアリーグ首位に立つシティに対し、サウサンプトンは未勝利で勝ち点1。
今季のリーグ戦における両チームの平均ポゼッション率は、それほど離れてはいない。
マンチェスター・シティは平均65パーセントのポゼッションでプレミアリーグをリードし、サウサンプトンは56パーセントで3位につけている。これはラッセル・マーティン監督の戦術哲学とチームスタイルを裏付けている。つまり、サウサンプトンの問題はディテールの処理にあり、ボールポゼッションの効率はマンチェスター・シティに大きく劣っている。ゴール数、シュート数、チャンス創出数でもブルームーンは不利だった。サウサンプトンはこれらの分野で最下位にいるわけではないが、ボールポゼッションを得たときにもっと落ち着く必要があり、そうでなければ簡単に試合を決められてしまう兆しがある。
先週末のサウサンプトン対レスター・シティ戦では、しばらくポゼッションで主導権を握り、ハーフタイムには2対0とリードしていた。しかし、ご存知のようにサッカーの試合は90分あり、前半と後半は独立している。結局、後半は守備が悪化し続け、立て続けに3失点を喫して崩れた。リードしていたのに勝点3を逃したのは、ここ4試合で3度目。16位のイウォートンに勝ち点7を落とされているだけに、早急な調整が必要だろう。
サウサンプトンは近年、シティに勝利しているものの、シティの本拠地では2004年以来勝利がなく、直近の11試合で33失点を喫している。両チームの現在の調子を総合すると、私はシティに軍配を上げ、勝ち点3差で各試合を制したいと思う。