ヒューストン・ダイナモはUSLでのここ12試合で1敗しかしていない。
ゴリバイ・アディとエイミー・バスが最多得点を挙げるなど、ゴールに関してはバランスの取れたチームだが、ゴールへの精度はそれほど高くない。対照的に、中盤が本当の強さだと思う。
メキシコのスター、ヘダ・ブート・リラは中盤の要のポジションで、巧みにチームの攻撃の網を紡いでいる。足元の技術が優れているだけでなく、相手の攻撃をかく乱することにも長けている。今シーズンは、USMNTのアシストランキングで2位となり、コーナーなどのセットプレー攻撃で相手に大きな脅威を与えることができる。
カラスキナもまた、才能豊かなクリエイティブプレーヤーであり、多彩なキックを持ち、前方のチームメイトに致命的なパスを供給することができる。
だから、レアル・ソルトレイク戦では、ヘクター・ブート・リラとカラスキーナのプレーを止めることが最大の課題かもしれないが、中盤の争いに勝つのは本当に難しいだろう!
攻撃面にキレがないレアル・ソルトレイクは、チームのトップバッターであるキルスティン・アラン・ガウが負傷離脱中で、彼の復帰の有無がチームに与える影響は大きい。チームとの対戦では最初の7試合で5得点を挙げたが、ここ2試合は欠場が響いており、復帰できたとしてもベストの状態で臨めるかは不透明だ。
ソルトレイクシティはアウェーでの成績も悪くなく、ここ3試合のアウェーゲームで2勝1分け、リーグ戦17試合で8勝4分け5敗と、西海岸で最もアウェー成績の良いチームである。