終わったばかりのリバプールホームゲーム、イウォートン戦では、このマージーサイド・ダービーは伝統的に激しく、砂が飛び散り、レッドカードが頻発するのが常態化している。思えば、両チームのホームグラウンドは車でわずか4分、徒歩圏内にあり、両チームのファンが毎回火薬の飛び交うような雰囲気を感じるのも不思議ではない。
しかし、今年の成績を見ると、リバプールが優勢に見える。現在リーグ4位のリヴァプールはホームで勝ち星を積み重ね、全試合で3点以上を奪っている。ここ2試合のアウェーゲームでは勝ち点3を獲得できなかったものの、チームは堅実なパフォーマンスを続けており、得点源のモハメド・サナはブライトン戦で2得点を挙げ、5ゴールでチーム得点王に輝いた。国際試合でも何人かの外国籍選手が活躍している。唯一の懸念は、スコットランド代表のアンドリュー・ロバートソンが負傷しており、この試合に出場できない可能性があることだ。 その場合、センミカスのプレーが特に重要になり、彼がウイングでアシストを出し続けられるかどうかが、この試合の注目ポイントのひとつとなるだろう。