サッカー・イングランド代表は14日(土)未明、ホームでオーストラリア代表を1-0で辛くも下した。ウォームアップ・マッチでイングランドは、33歳のジョーダン・ヘンダーソンがキャプテンを任されたメンバーで臨んだ。このベテランは、サウジアラビアのクラブ、イティファクとの高額年俸契約を受け入れたことで物議を醸している。しかし、シュウフキ監督は支持を堅持し、ファンの攻撃的すぎる行動を叱責した。
イングランドは来週水曜日(18日)、ヨーロッパリーグ予選でイタリアをホームに迎える。得点源のハリー・カーニー、MFのズディ・ビニンガム、ディラン・ライスはプレーしなかった。それでもスリーライオンズは強さを見せた。57分、キアリスがなんとかボールに足をかけ、オニチュジャネスがボールをつかんでゴール。この27歳のアストン・ヴィラのストライカーは、563日ぶりとはいえ、イングランド代表でのここ2試合の出場でいずれもゴールを決めている。
しかし、このキャンペーンの中心は間違いなくジョーダン・ヘンダーソンだった。彼が62分に交代したとき、イングランドのファンは再びブーイングを浴びせた。リヴァプールの元キャプテンはこれまでマイノリティ・サポーターと見られてきたが、サウジアラビアの巨人イッティファクに加入し、週給70万ポンド(664万香港ドル)を受け取ることになったことで、広く批判が巻き起こった。サウジアラビアは同性愛者や女性の権利を抑圧していることで物議を醸しており、ジョーダン・ヘンダーソンの移籍は原則に対する裏切り行為とみなされ、「偽善者」だと非難する声さえあった。この試合は、ジョーダン・ヘンダーソンにとって、サウジアラビアでのゴールドラッシュ以来、イングランド代表としてホームでの初出場となったが、彼はすぐにファンから「温かい歓迎」を受けた。