待ちに待ったワールドカップ予選南米ゾーンの1回戦は、日曜日の朝日を浴びながら予想通りの展開となった。ブラジルはボリビアを足元に置き、5-1の大勝でデビューを飾った。主役のニマはこの劇的な決戦で自らの武勇伝を綴り、PKを外しイエローカードをもらっただけでなく、アシストを与え自らもゴールを決め、最終的にはバロンドールを受賞した故ペレを抜き、79ゴールでブラジル代表の新たなゴール記録保持者となった。
ニマは先月半ばにパリ・サンジェルマンからヒラルに移籍したが、ケガの問題でサウジでは出場できていない。しかし、復帰初戦の17分、31歳のストライカーはゴールを決めた。感情的な動揺からか、ニマはピッチ上で報復行為を行い、主審からイエローカードを提示された。それでもブラジル・チームは、24分にロディ・ゴスがゴール前の好機を生かしてゴールを決め、試合を振り出しに戻した。