コロンビアは世界ランキングで最下位に沈んでいるとはいえ、この女子ワールドカップ・ベスト8でイングランドにとって大きな問題となることは間違いない。
ラウンド・オブ16で、ここまで1ゴールも奪っていないジャマイカ・チームと対戦したコロンビアは、キャプテンのウスメイを中心に全力を尽くした。
18歳のリンダ・カスドゥは、リズ・サンドゥスと高い技術を持つミナ・ラメニスのフォワードラインとともに、コロンビアにとってのキラーだ。暗黙の了解、スピード、個人技を持つイングランドのディフェンスは、この攻撃のトライアングルを警戒しなければならない。
若干18歳のアナ・グスウィンはディフェンスでも同様に印象的で、宇佐美の決勝ゴールをお膳立てしたのは彼女のピンポイントのクロスだった。
イングランドは敗れはしたものの、PK戦でナイジェリアを僅差で下した。ナイジェリアの方が優勢だったが、イングランドの回復力と経験が、タイトルの前触れかもしれない予選突破に貢献した。
ローレン・ジェームズがレッドカードで出場停止となり、ビビアン監督のフォーメーション選択は興味深い。
キーリーはローレン・チャンピオンの代役として、アレクシア・ルッソ、ローレン・ハンプとともにプレーすることが期待されている。レイチェル・ダーリーは左サイドで大きな脅威となる一方、守備面ではコロンビアのシュートをブロックしなければならない。