女子ワールドカップのグループCでは、日本とスペインが激闘を繰り広げた。ともに2連勝で本大会出場を決めた両チームは、パス&コントロールを戦術の軸としている。しかし、スペインは多くの面で明らかに日本を上回っている。過去4回の対戦を振り返ってみても、スペインが3勝1分けと優位に立っており、日本が勝利する可能性は決して低くない。(ナウ630で月曜午後3時から生中継)
日本女子サッカーチームはやや経験不足
2011年のワールドカップ王者である日本は、グループリーグ第1戦でザンビアを5-0で下し、ウイングフォワードの宮澤ひなたが2得点、ストライカーの田中美南、植木理子、左MFの遠藤淳もゴールを決めた。最終戦でもコスタリカを2点差で下し、決勝トーナメント進出を決めた。とはいえ、日本代表の選手のほとんどは地元リーグでプレーしており、金メダルを目指して海外に渡った選手は多くない。 32歳の熊谷紗司キャプテンだけがある程度の経験を積んでおり、他の選手たちはまだまだ国際大会での経験を積む必要があるため、戦闘力は欧米のトップチームには及ばないかもしれない。