グループFの初戦を終えて、パナマとジャマイカのメンタリティの差は際立っている。
ジャマイカとフランスの対戦は、1ゴール引き分けに終わった。アーセナルで一緒にプレーしたゴールキーパー、レベッカ・スペンサーが息をのむような活躍を見せた。この試合では、見事なセーブを連発し、チームのドローの立役者となった。残念なことに、チームのキャプテンであるカヴディット・チャスラーがレッドカードで出場停止となり、チームに大きな影響を与えた。彼女はチームのボールコントロールの中心であるだけでなく、攻撃をまとめるキーマンでもあり、PKでも脅威となる。
カヴディ・シャスールがレッドカードで欠場したため、シティの若手FWズディ・ブラウンらが実力を発揮するチャンスとなる。また、経験豊富な元チェルシーのスター、デュ・スペンスの助けを最大限に活用し、史上初の女子ワールドカップ決勝トーナメント進出を決めたパナマ代表との試合では、中盤のポジションからテンポをコントロールすることができるだろう。
一方、パナマが女子ワールドカップ最終節初戦でブラジルに0-4で敗れたのは、確かに痛手だった。とはいえ、パナマがディフェンスを改善し、キャブディ・シャッセルの欠場を生かしながらジャマイカの攻撃を崩しにかかる可能性はまだ残されていると思う。