グループEでは、大会最終週まで歴史的な快進撃を続けたポルトガルとベトナムが大接戦を繰り広げる。両者とも、この女子ワールドカップ初戦で初勝利を挙げたいところだ。
ポルトガルは最終節の開幕戦で強豪オランダと対戦し、0-1で敗れたものの、2019年女子ワールドカップ準優勝国の前に強さを証明するには十分すぎるパフォーマンスだった。セントラルMFのカルラ・コスタがバックラインで重要な役割を果たし、元チェルシーのウインガー、アンナ・ポキスも特筆すべきパフォーマンスで守備的な選手へとコンバートすることに成功した。
しかし、私の意見では、ポルトガルはもっとゴールチャンスを作る必要がある。シェスカ・シュヴァルツをもっと攻撃に参加させる必要があるし、彼女は十分なサポートを得れば試合の流れを変えることができると私は信じている。
一方ベトナムは、開幕戦でディフェンディング・チャンピオンのアメリカに0-3で敗れたものの、最終節最初の試合を誇りに思う。ゴールキーパーのチャン・ティ・キム・タインが、アメリカ最高の選手アレックス・モーガンのPKをセーブしたことは、その後の試合への自信につながった。5人のディフェンス・プレーヤーは緊密に連携し、アメリカにわずか3ゴールしか許さなかった。
ベトナムはポルトガルに対してもっとアグレッシブになれると思うし、女子ワールドカップで最初のゴールを決めるチャンスだってある。この目標を達成するためには、キャプテンのホアン・ルーとグエン・スエ・ニュンが最高のプレーをしなければならない。