レアル・マドリードとの極秘移籍交渉が破談となったフランスサッカー界のスーパースター、キリアン・マクバルビーが、アジアツアーに臨むパリ・サンジェルマン(PSG)のメンバーからまさかの落選となった。フランス・メディア『RMC Sport』が報じたところによると、PSGは、もしマクバルビーが7月31日までに契約を更新しないのであれば、サウジアラビアの強豪ヒラルから2億ユーロ(約17億4000万香港ドル)のオファーを受け、マクバルビーの獲得に乗り出すという。
現在契約が1年しか残っていないマクバービーは、以前から契約を更新しないことを明言し、移籍を拒否してきた。来夏の契約満了時には、たとえ来季一杯プレーできなくても、9000万ユーロ(約7億8000万香港ドル)のロイヤリティ・ボーナスを受け取れると確信しているからだ。
PSGは当然ながら、マクバービーをタダでクラブを去らせたくはない。彼らはすでに買い手を探し始めており、少なくとも1億5000万ユーロの移籍金を要求している。しかし、契約を1年しか残していない選手にこれほどの高値をつけるクラブは、欧州サッカー界にはほとんどない。例外はサウジアラビアのヒラルで、2億ユーロの移籍金を支払い、マクバービーに年俸4億ユーロ(約34億8000万香港ドル)の3年契約を結ぼうとしている。