プレミアリーグが今週の日曜日(28日)に最終章を迎える中、ヨーロッパ出場権争いはより激しく、サスペンスフルになってきている。UEFAヨーロッパリーグ準々決勝とUEFAカップはとっくに決着がつき、最後のUEFA切符はトッテナム・ホットスパー、アストン・ヴィラ、ブレントフォードによって争われる。それでもプレミアリーグは、ウェスタムがUEFAヨーロッパリーグで頂点に立つかどうかによって、来シーズン8チームをヨーロッパに送り出す可能性がある。
プレミアリーグの欧州コンペティションへの出場権割り当てルールによると、通常であれば、リーグ戦のトップ4(マンチェスター・シティ、アーセナル、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド)が直接UEFAヨーロッパリーグのグループステージに進み、リーグ戦5位(リバプール)とEFLカップの優勝チーム(マンチェスター・シティ/マンUTD)がUEFAヨーロッパリーグに参加する。ただし、EFLカップ優勝チームはすでにUEFAヨーロッパリーグへの出場権を獲得しているため、出場権はリーグ6位のチーム(ペイントン)に繰り越される。
本来はEFLカップ優勝チーム(マンチェスター・ユナイテッド)のものであったUEFAヨーロッパリーグ出場権も、ユナイテッドがすでにトップ4に入っているため、同様にリーグ7位まで繰り下げとなった。このトップ4は現在アストン・ヴィラ(勝ち点58)が占めているが、最終節で7位を争うトッテナム・ホットスパー(同57)とブレントフォード(同56)とは勝ち点1差と2差しかない。
通常の」7つの欧州出場枠に加え、来シーズンのプレミアリーグには8番目の出場枠が加わる可能性がある。現在プレミアリーグ14位のウェスタムは、UEFAヨーロッパリーグ決勝のフェラット戦に勝てば、UEFAヨーロッパリーググループステージへの出場権を得ることができる。マンチェスター・シティに関しては、UEFAチャンピオンズリーグで優勝した場合、同リーグの欧州大会への出場権を他のチームに譲渡することはできない。
来シーズンのプレミアリーグの欧州出場権:
UEFA:マンチェスター・シティ、アーセナル、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド
ヨーロッパリーグ:リバプール、ブライトン、*ウェストハム(UEFAカップで優勝した場合)。