アーセナルのゴールデンブーツ、バログンは昨夏にランスにレンタル移籍してから変貌を遂げ、今シーズンはすでにリーグ1で19ゴールを挙げ、2012/13シーズンに30ゴールを挙げたイベに次ぐ、21世紀以降のリーグ1におけるデビュー戦ゴール数第2位の新記録を樹立した。イングランド代表のガレス・サウスゲート監督には見向きもされなかったバロガンだが、最終的には別の道を選び、アメリカ代表でプレーすることを正式に発表した。
ナイジェリア人の両親のもとに生まれたバログンは、アメリカのニューヨークで生まれ、2歳のときに両親とともにイングランドに渡り、アーセナルのユースキャンプでトレーニングを積んだ。この21歳の若者は、アーセナルのトップチームの監督であるミケル・アルテタには起用されず、昨シーズンのチャンピオンシップのミドルスブラでのレンタル移籍に続き、今シーズンもランスにレンタルされた。バログンはランスで絶好調で、リーグ・アン得点ランキング5位の19ゴールを挙げている。
バログンは、イングランドU21代表をはじめ、いくつかの年代の代表チームを経験しているが、代表チームに昇格したことはない。彼はナイジェリア代表としてプレーすることに興味を示していたが、最終的にはアメリカ代表としてプレーすることを決めた。この決定はFIFAによって承認され、いわゆる「移籍」が完了した。
U.S.サッカーはバログンの加入を温かく歓迎する声明を発表し、アンソニー・ヘイゼン暫定ヘッドコーチが6月に開催されるCONCACAF準々決勝トーナメントにバログンを招集することを予想した。なお、アメリカは2026年ワールドカップの開催国のひとつであり、バログンはワールドカップでイングランドと対戦する可能性がある。
