日に柏レイソルを1-0で下したさくら大阪は、リーグ戦ここ6戦で1敗しかしておらず、春の桜のような姿を見せている。この好調はチームのバックラインの堅固さによるもので、最近のさくらの守備力はかつてないほど破格だ。
中盤の大黒柱である奥野碩光は、安定したプレーと卓越した技術で、今回も勝利の鍵を握るだろう。しかし、中盤の守備が期待される高いレベルに達しなければ、サンフレッチェ広島のようなハードワークする相手との厳しい戦いになるだろう。
サンフレッチェ広島は前節、FC東京に1-2で敗れ、リーグ戦7戦無敗の記録が途絶えた。サンフレッチェ広島の敗因のひとつは、FC東京の堅守に対して効果的な決定機を作れず、本来の力を発揮できなかったことだ。
試合の焦点は、サンフレッチェの右サイドの守備だ。越戸久住は、さくらの左ウイング、山中亮輔と厳しい戦いを強いられるだろう。楠見が守備に回る回数が多ければ、サンフレッチェの攻撃力は大きく低下する。
さくら大阪が最近守備面で向上していることを考えると、広島はこの試合、特に中盤の戦いで厳しい試練に直面すると思う。両者とも攻撃面でベストパフォーマンスを発揮するのは難しいかもしれないが、1-1の引き分け、勝ち点1ずつで終わると予想する。
