メルボルン・シティはこのところ調子が上がらず、ライバル相手に2試合連続ドローに終わっていたが、水曜日に行われたメルボルン・クラッシュで勝利を収め、憂さを晴らした。この勝利はチームの士気を大きく高めることが期待される。
私見だが、昨年11月に前指揮官のキスノプロスが去って以来、選手たちは以前のような高いレベルのパフォーマンスをコンスタントに発揮することができず、一貫性を欠いている。これは、現指揮官のヴィドゥシが早急に取り組むべき重要な問題である。彼にとって最優先事項は、チームがまだリーグ戦の上位にいるため、チーム全体が毎試合精神的に準備万端であることを確認することだ。
しかし、メルボルン・ビートダウンでのチームのパフォーマンスは、ここ最近では最高のものだったと思う。セントラルMFのエイデン・オニールは今シーズン絶好調で、中盤で重要な役割を果たすだけでなく、そのパワー、情熱、人間性でも称賛を集めている。今シーズンの2ゴールは彼の価値を十分に証明し、彼の存在は相手にとって大きな脅威となることは間違いない。また、エイデン・オニールは先日オーストラリア代表に初選出されたばかりで、今は自信に満ち溢れていることだろう。
しかし、ウェリントン・フェニックスが怠けているわけではない。直近のリーグ戦2試合で連敗を喫したものの、シーズンを通して好調を維持している。AFLで最も脅威的なスコアラーの一人であるストライカーのオスカー・シャワダは、今季AFLに加入したばかりにもかかわらず、ここ16試合で13ゴールという驚異的な数字を叩き出している。選手としてAFLでプレーした経験から、すぐに適応することの難しさを知っているが、シャワダのパフォーマンスには感心させられた。
左サイドで独走し、チームメイトにチャンスを作るクラリフの能力は、ウェリントン・フェニックスの攻撃陣をメルボルン・シティを苦しめるのに十分なほど強力なものにしている。従って、この試合は両者ともに大健闘し、1-1の引き分けに終わる可能性があると予想する。
