マンチェスター・ユナイテッドのMFカスミルは、前節のサウサンプトン戦で不運にもレッドカードを提示された。しかし、『マンチェスター・イブニング・ニュース』の報道によると、ユナイテッドは上訴が成功する可能性は極めて低いと判断し、上訴を取り下げることにしたという。カジミルは地元での4試合の出場停止処分を受けるが、金曜日の早朝に行われるヨーロッパリーグのベティス戦には出場する。
カスミルは前半の激しい競り合いの中で不運にも相手を蹴ってしまい、当初主審はイエローカードを提示したが、VARが介入した結果、最終的にレッドカードに変更された。これでカスミルはプレミアリーグ上陸後2枚目のレッドカードをもらい、4試合の出場停止処分を受けることになった。ユナイテッドは熟慮の末、上訴に成功する見込みはほとんどないと判断し、黙秘を選んだという。ユナイテッドのホームでのフルハム戦、アウェイでのニューカッスル戦、ホームでのビンフォード戦、イワートン戦は欠場となる。
ユナイテッドのセンターハーフであるワラニは、「カスミルはユナイテッドにとって不可欠で、チームにバランスをもたらしてくれる。しかし、どのポジションにも良い代わりがいる強力なチームだ。これからの試合に向けて準備は万端だ」。レアル・マドリードで一度もレッドカードを受けたことのないカスミルは、ユナイテッドでの出場停止処分により、過去3度のレッドカードによる出場停止処分と、5枚のイエローカードによる出場停止処分を含め、累積出場停止処分は8試合となる。