28日(火)早朝、パリはサッカー界の一大イベント、FIFA年間最優秀選手賞の授賞式の舞台となった。このイベントで、"キング・オブ・ボール "として知られるリオネル・メッシが、キリアン・ムバッペやベンゼマを抑え、文句なしにワールド・フットボーラー・オブ・ザ・イヤー(男子最優秀選手)のタイトルを獲得した。メッシがこの栄誉を手にするのはキャリアで7度目であり、今回もまた比類なき記録を打ち立てた。また、アルゼンチン代表が史上初めて最優秀監督賞と最優秀GK賞を独占したことも特筆に値する。

今年、FIFA(国際サッカー連盟)は授賞式に大きな変更を加え、賞の格付けサイクルを四半期ごとから年間へと調整した。その結果、これまでバロンドールトップ30に名を連ねていなかったメッシが、年末のカタール・ワールドカップでの目覚ましい活躍で目立った。52ポイントを獲得したメッシは、ファン、ジャーナリスト、代表チームの指導者、キャプテンの4者による投票で、ムバッペ(44ポイント)とベンゼマ(34ポイント)を抑え、ワールドフットボーラー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。この3人はベスト11にも選ばれている。

昨年12月、5度目のワールドカップ出場を果たした35歳のメッシは、ついに悲願の優勝を果たした。そして今回、4年ぶりに年間最優秀選手賞を受賞した。表彰台に上がったメッシは感無量の面持ちで、「クレイジーな1年だった。すべてのサッカー選手の夢だが、実現できるのはほんのわずかだ。僕をその数少ない一人にさせてくれた神にとても感謝している。"

数々の改革を経て、メッシはバロンドールと統合された2009年の初受賞以来、6年間で4度の受賞を果たしている。 2016年からは「年間最優秀選手」方式に変更され、2019年、メッシはポルトガルのスター、カルロ(5度)をさらに引き離し、7度目のワールドフットボーラー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。ポルトガルのスター、カイロ(5回)を差し置いて7度目の栄冠。

リオネル・メッシに加え、アルゼンチン代表チームも授賞式で大活躍した。カルロス・スカルローニ監督は、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督を抑えて「最優秀監督賞」を受賞。ゴールキーパーのダミアン・マルティネスも、レアル・マドリードのチアゴ・シウバを抑えて「最優秀ゴールキーパー賞」を受賞した。同じ国の選手が最優秀選手賞、最優秀GK賞、最優秀監督賞の3冠を達成したのは史上初のことであり、素晴らしい快挙である。

FIFAアワード2022 各賞受賞者

最優秀選手(男子):リオネル・メッシ

最優秀選手(女子):ペレ

年間最優秀コーチ(男子):スカローニ

年間最優秀コーチ(女子):ウェグマン

最優秀ゴールキーパー(男子):ダミアン・マルティネス

最優秀ゴールキーパー(女子):イビ

プッシュカート賞:オルリッヒ

フェアプレー賞:ルズシュヴェリ

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