写真クレジット:スポーツビジョン
昨年のチャンピオンズリーグ決勝で火花を散らしたレアル・マドリードとリバプールが、半年を経て再び対戦する。今回の再会では、レアル・マドリーの布陣は変わらず、一方のリバプールはもはやかつての赤軍ではない。
(試合前のスタメン表示)
太鼓の音が鳴り響き、リバプールが先陣を切って猛攻を開始、前半開始早々、赤軍が潮の満ち引きのように襲いかかり、レアル・マドリードのバックラインはやや緊張し、選手たちのプレッシャーが次々とレアル・マドリードを圧倒し、ボールロストは必至と思われた。
開始わずか3分、リヴァプールは右サイドから攻撃を仕掛け、サラーはリュディガーがディフェンスに密着している中、巧みにペナルティエリア前7ヤードにボールを入れると、ダルウィン・ヌニェスが巧みなタッチでゴールネットを揺らした。
レアル・マドリーの守備は緩んでいるように見えたが、サラーは絶好調で、常にレアル・マドリーの左サイドを切り裂こうとし、ホストであるリバプールは力尽きた。
写真クレジット:スポーツビジョン
しかし、レアル・マドリードは14分、クルトワがボールを受けるのをためらった隙に、サラーが追加点を決めた。
試合開始からわずか15分、レアル・マドリードは2点のビハインドを背負った。攻撃は精彩を欠き、リバプールの中盤は強力で、守備は堅く、レアル・マドリードを突破するのは難しい。
しかし、レアル・マドリードは落胆することなく、徐々に戦術を調整し、20分にはヴィニシウスが突破し、17ヤードからワールドヒットを放ち、ゴメスの守備を振り切った。
写真クレジット:スポーツビジョン
リヴァプールは右サイドから攻め続け、25分にはアラバが負傷のためナチョと交代。ナチョが投入され、リヴァプールの攻撃を食い止めると、35分にはシンプルなゴールキックの場面で、ヴィニシウスが疾走してきたボールをアリソンがよけきれず、ボールはヴィニシウスのふくらはぎに当たってネットに突き刺さり、レアル・マドリードが同点に追いついた。
後半2分、レアル・マドリーはボックス左でフリーキックを得ると、ミリタオがエリア内を横切り、マーカーを振り切り、ボックス6ヤードからゴメスとダルウィン・ヌニェスの間を狙ってゴールネットを揺らした。
リードして後半を迎えたレアル・マドリードは、すぐに守備的な反撃に転じ、バルベルデとカマヴィンガは後ろに下がり、リバプールにこれ以上攻撃のチャンスを与えない。ヴィニシウスとベンゼマのスピードを生かした反撃を試み、54分にはベンゼマが右サイドでロドリゴと2対1を演じ、ペナルティーエリア内でシュートを放つが、これはゴメスのパスに屈折し、運もレアル・マドリーに味方した。
写真クレジット:スポーツビジョン
リバプールはその後、ダルウィン・ヌニェスとガクポに代えて、ジョタとフィルミーノを投入し、ポジショナルゲームを試みる。しかし、後方をレアル・マドリードが支配する中、リバプールはなかなかチャンスをつかめず、66分、ファビーニョの守備のミスを見たモドリッチがボールを崩してヴィニシウスにパス、ヴィニシウスからベンゼマにパスが渡ると、ベンゼマは冷静にキーパーをかわしてゴールを決め、2-5という決定的なスコアとなった。
その後、リバプールは再びレアル・マドリードのゴールを破ることができず、結局ホームで2-5の敗戦を喫した。両チームとも守備にミスがあった。 レアル・マドリーはカマヴィンガを後方に置き、テンポコントロールにやや欠けていたが、バルベルデが常に引いていたため、ピッチ中央でリバプールの攻撃を破壊することもできた。前半のリバプールは致命的だったが、後半はパス回しが悪かった。カウンターアタックでは、ヴィニシウス、ベンゼマ、モドリッチ、ロドリゴらが素晴らしい走りを見せ、レアル・マドリーの方が上だったが、リバプールの2人のウイングバックは攻撃に弱かった。
ファーストレグで3点のリードを奪ったレアル・マドリードは、ベスト8進出を決めている。