マンチェスター・ユナイテッドの移籍騒動がいまだ熱を帯びている一方で、同じプレミアリーグの巨人リバプールは突如風向きを変え、21日(火)、売却計画の中止を発表した。クラブのジョン・ヘンリー会長は、リバプールの経営権を売却するつもりはなく、代わりに新たな投資家を招き入れたいと明言した。このニュースは、ジョン・ヘンリーに反対していた多くのファンを失望させた。リバプールは、衰退しつつある王朝の再建のため、ドイツ人監督のマガス・ゴセージ氏を新たな「舵取り役」として雇う予定だと言われている。

昨年11月、リヴァプールのトム・ワーナー会長はクラブの買収先を探していると発表し、インド、カタール、サウジアラビア、アメリカの裕福な実業家からの関心を集めていた。しかし、『ボストン・スポーツ・ジャーナル』紙がリヴァプール売却の爆弾ニュースを報じたとき、ジョン・ワーナー夫妻はボストン・レッドソックスの練習場で記者とのメールインタビューに応じていた。

ボストン・レッドソックスもリバプールのように売却される可能性があるのかとの質問に対し、ジョン・ヘンリーはこう答えている。我々は永遠にイングランドにとどまるのだろうか?いいえ。リバプールを売るのか?そうではない。リバプールのために新たな投資家を探しているのか?そうだ。実現するか?そうなると思うが、正式な買収ではない。過去20年間、何かを売ろうとしたことはありますか?

2010年にジョン・ヘンリー率いるフェンウェイ・スポーツ・グループがリヴァプールを正式に買収して以来、チームはUEFAチャンピオンズリーグ制覇やプレミアリーグ初優勝など目覚ましい結果を残したものの、移籍市場への投資は比較的少なく、リヴァプールファンの不満を掻き立ててきた。今シーズンはチームの高齢化や負傷者の影響もあり、リヴァプールは現在リーグ8位に甘んじており、来シーズンもUEFAヨーロッパリーグに出場できるかどうかは未知数だ。

ジョン・アンリがプレートの売却を断念したことで、リバプールは王朝の再建に向けて準備を進めている。リバプール・エコー』紙によれば、クラブは新監督を雇う準備を進めており、アイントラハト・フランクフルトのディレクターであるマグス・ゴセージ氏をターゲットにしている。ゴセージ氏はこの夏、リバプールの再建プログラムをスタートさせ、ズッティ・ビニンガムやメイソン・マウントといったイングランド代表選手を含むスター選手をターゲットにすると見られている。

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