写真クレジット:スポーツビジョン
試合はグアルディオラの大胆な戦術変更により、442のフォーメーションでスタートした。DFカンセロがバイエルンへレンタル移籍したため、リコ・ルイスがディフェンスの中心に飛び込んで左サイドバックで先発し、ウォーカーが右サイドバックでプレーした。グアルディオラはデブルイネとギュンドアンを下げ、ロドリとB.シルバを中盤に残した。
(スターティングメンバー)
トッテナムの343フォーメーションが中盤をきつく圧縮したため、シティは中盤が手薄になり、ピッチの中央では脅威を感じられず、必要以上にサイドに回らざるを得なかった。しかし、トッテナムの守備は両サイドが堅く、特にエメルソンが右サイドのグリアリッシュを封じ、相手にピッチに下がるチャンスを与えなかった。もう一方のサイドでは、マフレズがダイナミックな突破を見せられず、ストライカーのハアランドもスパーズのDF群に捕まり、味方をサポートできずに疲れていた。
スパーズは15分、ロドリが後方のポストにいたリコ・ルイスにパスを送ろうとしたが、ホジェビョルグが素早くボールを奪い、そのままボックス内に走り込んでハリー・ケインにクロスを上げ、ハリー・ケインが12ヤードからゴールを決めて1-0とリードを広げ、ハリー・ケインをスパーズの歴代得点王とした。
写真クレジット:スポーツビジョン
シティはさらに攻勢を強めようとするが、トッテナムのダブルバックペア、ホジェビョルグとベンタンクールが好調で、シティのピッチ中央へのパスを常にインターセプトし、アルバレスが孤立していた。スパーズはリードを奪うと、そのペースを活かしてカウンター攻撃を仕掛け、シティの守備は堅かったものの、この状況をどうすることもできなかった。
写真クレジット:スポーツビジョン
後半に入ってもトッテナムの優勢は変わらず、シティは周辺にボールを回すことが多かったが、常に肝心のシュートがない。ペップ・グアルディオラは59分にデブルイネを投入し、マフレズを外したが、デブルイネのパフォーマンスは平坦なままだった。同じことがギュンドアンにも言える。シティはダイレクトパスの本数を増やし、スパーズに脅威を与えたが、シュートチャンスを作ることはできなかった。
ロメロは結局87分、グリーリッシュを引っかけて退場となり、2枚のイエローが1枚のレッドとなった。 シティはしばらく優位に試合を進めたが、時間切れとなり、結局スパーズがホームでシティを1-0で下した。
現在、マンチェスター・シティは21試合で勝ち点45、20試合で勝ち点50のアーセナルとはまだ距離がある。 今回の敗戦でアーセナルに勝ち点を追いつくチャンスを逃すと、次節でアーセナルに追いつくのはより難しくなるかもしれない。