忍び寄る2月、UEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16の火ぶたが切って落とされようとしている。参加チームは最大3人の大幅な人事異動を迫られている。そんな大事な時期に、チェルシーは冬の移籍市場で8人の新戦力を獲得した。指揮官のパーク・ダーリングは熟考の末、アンソー・フェルナンデス、メディルー、ズーフェリクスをトップチームに入れることを決め、一方でベテランのオーバメヤンは非情にも落選させた。33歳のシュートストッパーはその後、ミラノへの休暇旅行に出かけ、チェルシーでのキャリアから引退したようだ。
バルセロナからチェルシーに移籍して以来、オーバメヤンの調子は上がっていない。全コンペティションで17試合に出場して3ゴールしか挙げられず、長らくチームの粛清対象になってきた。UEFAヨーロッパリーグのメンバーから外れた今、彼がチームを去るのは時間の問題のようだ。
UEFAヨーロッパリーグは1チームあたり25人の選手登録枠があり、チェルシーは当初24人しか登録していなかった。ゾジヌの退団によってオーバメヤンの登録が抹消されたため、偶然にも貴重な3枠が空き、新人が才能を発揮する舞台が用意された。
UEFAのリストにアンセル・フェルナンデスとメディリという高額で連れてこられた2人の輸入選手が含まれていることについては、言い訳のしようがないようだ。しかし、アトレティコ・マドリードからレンタル移籍してきたズアベス・アレクシスがサプライズで含まれていることには疑問が残る。このポルトガル代表FWはチェルシーでのデビュー戦でレッドカードを受け、3試合の出場停止処分を受けたが、彼がチームのプレースタイルにすぐにフィットできるかどうかはまだ未知の課題だ。
さらに不可解なのは、パークデールが新加入のセンターハーフ、ブノワ・バディアクーニを獲得しなかったことだ。この21歳のフランス代表FWは、ここ3試合で先発出場し、クリーンシートの堅守に貢献している。
もう一人のセンターハーフ、ティア・ゴシュワルドが38歳であること、ゴレパニの調子が安定しないこと、バンロテ・バディヤシュニがUEFAヨーロッパリーグから離脱していることを考えると、チェルシーのディフェンスには不安が残る。
チェルシーは2月16日未明に行われるUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16のファーストレグでボルシア・ドルトムントとアウェイで対戦し、セカンドレグは3月8日未明にホームで行われる。