イラク対オマーンのガルフカップ決勝が、開幕戦の前夜に悲劇に見舞われた。海外ニュースの開示によると、イラク南部に位置するバスラのパームツリー・スタジアムの外で、大観衆による大混乱が発生した。この事故により、少なくとも2人が命を落とし、80人以上が負傷したとのことである。
アルジャジーラは、6万5000人収容のパームツリー・スタジアムが決勝戦のために完売したと報じた。スタジアムの外には6万人以上のファンが集まり、チケットを持たない多くの人々はゲートの外で待つしかなかった。イラク内務省は、チケットを持っていない人はスタジアムに行かないようにとの事前警告を出したが、大勢のファンが警告を無視し、スタジアムを取り囲み、このイベントを目撃するためだけに一晩路上で寝泊まりしたほどだった。
しかし、スタジアムのゲートが閉じられた直後、悲劇はすでに起こっていた。何千人もの人々が混乱の中で互いに踏みつけ合い、多くの死傷者が出た。報道によると、事故当時、スタジアムのゲートは閉ざされたままで、事故が起きてからメディア用のゲートが緊急に開けられ、人々が逃げ出すことができたという。