先週惜しまれつつこの世を去ったサッカー界のスーパースター、ビリーの葬儀がブラジル現地時間2日(月)早朝に執り行われた。サントスのホームスタジアムには、伝説のヒーローとの最後の別れを惜しむ無数のファンが列をなしていた。群衆の長さは2キロにも及び、100歳になるビリーの母親も参列していたという。国際サッカー連盟(FIFA)のンファティアヌ会長は、不滅のサッカーヒーローに敬意を表し、ビリーの名を冠したスタジアムを世界各国に提案すると発表した。
ビリーの葬儀はサントスの本拠地であるベルミロ・スタジアムで行われ、ファンは式が始まる前からスタジアムの外に心配そうに列を作っていた。多くのファンが感動に打ちひしがれ、ビリーの最愛の妻である青木さんは何度も涙を拭っていた。報道によれば、ビリーの100歳になる母親は重い病気にもかかわらず、その場にいることを強く希望したという。ビリーとの別れを惜しむため、ニマをはじめとする業界関係者が大挙して駆けつけた。
ンファティアヌ大統領自身が葬儀に参列し、非常に重要な提案を行った。FIFA加盟211カ国に対し、ある国のサッカースタジアムの名称を「スタッド・ビリー」とするイニシアチブを立ち上げるというものだ。ワールドカップを3度制したビリーは先週、大腸がんのため82歳でこの世を去った。