写真クレジット:スポーツビジョン
ファビーニョの欠場によって中盤の守備に穴が開き、代役のヘンダーソンとチアゴはベストを尽くしたが、その穴を埋めることはできなかった。一方、レスター・シティは、守備の乱れを露呈する失点はあったものの、全体的なパフォーマンスはまずまずだった。
(両チームのスターティングメンバー)
開始わずか4分、レスター・シティはダカが後方ポストでボールを巧みに流し、素早いデュースベリー・ホールに渡した。
ファビーニョの欠場によって中盤の守備が手薄になり、ヘンダーソンもその穴を埋めることができなくなっていた。
リバプールとしては、サラーとエリオットの連携がやや錆び付き、サラーのフォームが崩れているように見えた。エリオットが常に貝を供給していたにもかかわらず、サラーは効果的な攻撃を組み立てるのに苦労していた。右サイドのアーノルドは、守備的なカウンターアタックに躊躇しているように見えた。
チェンバレンの左サイドでのプレーも平凡で、アグレッシブさに欠け、チームを十分にサポートできなかった。ロバートソンは、チェンバレンが左サイドの主役になれないときは、チェンバレンをサポートするために出番を増やさなければならなかったが、リヴァプールの右サイドもオープンにはできず、ロバートソン一人になってしまい、調子を崩しているように見えた。
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レスター・シティは中盤で数的不利に陥り、中央で活躍するン・ディディとスーマレ、4人のDFが踏ん張り、その後ろで2人のフルバックが高い運動量を見せていた。リヴァプールはチェンバレンの不振で前線が手薄になり、継続的な攻撃の形を作るのに苦労し、レスター・シティは長いカウンターアタックによってリードを保っていた。ダカの負傷後にヴァーディが投入されたことで、レスター・シティは猛烈ではないものの攻撃を続けたが、リヴァプールの腰の据わった選手たちがヴァーディとアヨゼ・ペレスにチャンスを作った。
リバプールは38分、ダルウィン・ヌニェスがDFフェースを突破して折り返したが、全体的な攻撃はまだ物足りない。アーノルドのクロスはかろうじて通ったが、フェースがクリアをミスし、ボールは奇妙な角度で飛んできた。
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後半に入ると、リバプールは戦略を調整し、アーノルドとヘンダーソンが積極的に前に出てプレスをかけ、チームのポゼッションはレスター・シティの30ヤードボックス付近で安定するようになった。リバプールは素早いカウンターやサラーの右サイド突破で何度か脅威を与えた。ダルウィン・ヌニェスとサラーはともに好機を得たものの、手荒な扱いを受け、サラーの調子は依然として悪いままだった。
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後半に入ると、レスター・シティはタイレマンスとイヘアナチョを代えて反撃を試みる。 クロップ監督もそれに対応した調整を行い、ケイタとツィミカスが交代で投入され、チームの中盤の戦力は向上した。結局、リバプールが2-1でレスター・シティを下した。
リヴァプールでは不振が続いているが、チアゴとダルウィン・ヌニェスは評価に値するし、ファビーニョの不在はチームの守備と攻撃の中盤に影響を与えている。オランダ代表MFガクポの加入は、リヴァプールに強力な攻撃的サポートをもたらし、チーム全体の戦力アップが期待される。