カタールで開催される2022年ワールドカップの頂点で、アルゼンチンとディフェンディングチャンピオンのフランスが、リオネル・メッシとキリアン・ムバッペの新旧王者対決に臨む。アルゼンチンは2014年以来再び決勝に進出し、8年間のハードワークを経てチームの士気も高く、一方のフランスは過去7回のワールドカップで4度決勝に進出し、自信に満ち溢れている。しかし、アルゼンチンは過去5回の対戦のうち4回で先制し、優勝候補と見られている。(ViuTV99、Now 618と616で日曜午後11時から生中継)
グループリーグ初戦でサウジアラビアにまさかの1-2敗戦を喫し、サッカー界に衝撃を与えたからだ。幸いにも、チームはすぐにメンタリティを立て直し、続くメキシコ戦とポーランド戦に勝利してグループ首位に立った。ノックアウトステージでは、オランダとのベスト8戦で一時は2点差まで詰め寄られたが、試合終了間際に引き分けに持ち込み、最終的にはPK戦の末に勝ち進んだ。クロアチアとのベスト4では、リオネル・メッシがクロスを決め、ズリアン・イバリスが2得点を挙げ、3-0で決勝進出を決めた。過去6試合を振り返ると、アルゼンチンはすべて先制点を挙げ、精力的に攻撃を仕掛けている。
しかし、アルゼンチンはここ6試合中5試合で失点している。
フランスはグループステージを1位で通過し、ノックアウトステージではポーランドとイングランドを下し、ベスト4ではモロッコを2-0で退けて決勝トーナメントに進出。"タイトル防衛の呪縛 "を20年ぶりに打ち破った。6試合で5勝1敗、侮れない強さだ。もうひとつの注目は、キリアン・ムバッペとリオネル・メッシが5ゴールずつ、キオテとズリアン・イバリスも4ゴールずつと貢献したことで、4人ともゴールデンブーツ賞の有力候補となることが予想され、ゴールデンブーツ争いも同様に熾烈を極めている。
それにもかかわらず、フランス代表は負傷の影響を受け、中盤のポール・ポウバとニコラ・コンデを欠き、その結果、予選通過までの6試合で5失点、うち2失点は先制点を許し、バックラインが難攻不落ではないことを示している。ケシャビンは優秀ではあるが、守備のストロングポイントではない。加えて、ヴァランとイブラヒム・マガナディが試合前にウイルスに感染したというニュースもあり、フランスが攻撃的なアルゼンチン相手に先制点を奪われるのは必至と思われる。