ワールドカップ・ラウンド16最終戦、ポルトガルは7日(水)未明にスイスを6-1で下し、オランダ、アルゼンチン、クロアチア、ブラジル、イングランド、フランス、モロッコと対戦するベスト8進出を決めた。キャプテンのクリスティアーノ・ロナウドがまさかのベンチスタートとなったが、ポルトガルの新星ジャンカルロ・ラモスが3ゴールを決め、2006年以来のベスト8進出に貢献した。

ポルトガルのフェランド・サントス監督は、C・ロナウドを交代要員として投入し、ストライカーのポジションを21歳のジャンカルロ・ラモスに譲るという奇策をとった。この戦術変更はチームの攻撃テンポを加速させるのが目的で、試合開始早々、ポルトガルとスイスは激しい攻防を繰り広げた。17分、ポルトガルが左サイドから攻撃を仕掛けると、ジャンカルロ・ラモスが相手を振り切り、遠目から細いシュートを決めてこの試合の先制点を挙げた。

ポルトガルはリードを奪ってからますますアグレッシブになり、何度も反撃のシュートを放った。スイスは30分にサットン・シャキリにPKを与えられたが、シュートはポストを直撃。ポルトガルは33分、コーナーキックからベテランのビビがヘディングシュートを決め、ワールドカップ・ノックアウトステージ史上最年長得点記録(39歳と283日)を樹立し、再びリードを広げた。ハーフタイム直前、乾のカルロ・ラモスがワンタッチでチャンスを逃したが、ポルトガルは2点のリードを保ったままハーフタイムを迎えた。

後半に入ってもポルトガルが優勢に試合を進め、51分、ダルージが右サイドから上げたクロスをゴール前のジャンカルロ・ラモスがシュートを決めて3-0とリードを広げる。その4分後、ポルトガルは再び素晴らしいチームワークを見せ、ラファエル・グリエウが左サイドからシュートを放つ。スイスは58分、ヴェンルール・エジェンギのコーナーキックから同点に追いついたが、67分、ジョアン・フェリーチェからのピンポイントパスをジャンカルロ・ラモスが決めて3-0とし、74分にはクリスティアーノ・ロナウドが交代でピッチに入り、オフサイドの判定でゴールは認められなかったものの、ロスタイムにラルフィリオのゴールでとどめを刺したポルトガルが6-1でスイスに勝利。最終スコアは6-1で、ベスト8進出に成功した。

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