写真クレジット:スポーツビジョン
サウスゲートは古巣ウェルズとの一戦に向け、フォーメーションに大胆な変更を加えた。中盤の中心にベリンガムを置き、4バックにはヘンダーソンとライスが入った。また、右サイドバックにはウォーカーが入った。
ウェルズは後がなかったが、それでもより強力な布陣を組むことはできなかった。ベテランのジョー・アランをアーロン・ラムジーのパートナーに起用し、ベイルを左ウイングに、ダニエル・ジェイムズを右ウイングに、そしてムーアを前線に置いた。
(スターティングメンバーを示す)
試合の立ち上がりはイングランドがボールを支配し、ウェルズが消極的なプレーを見せ、ボールを奪い返すのに苦労していた。ベリンガムは第1戦に引き続き素晴らしいフォームで左サイドでプレーし、何度でもボールを回し、フォデンが前に出て、ラッシュフォードが突破口を探していた。このコンビネーションはスターリングとサカよりもはるかに強力で、特にハリー・ケインが柔軟に下がってボールを受けたり、ピンポイントでサイドからボールを引き出したりするため、ウイング陣の得点力は十二分に高かった。
アーロン・ラムジーはこっそりと後方に下がり、ダニエル・ジェームズはアシストするために下がってはいたものの、そのアシストはできなかった。アーロン・ラムジーはこっそりと後方に下がり、ダニエル・ジェームズはアシストするために下がってはみたものの、うまく機能しなかった。
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イングランドも前半はウェールズのバリケードに苦戦。しかし、ウェールズの右サイドバック、ネコ・ウィリアムズを負傷で戦線離脱させることに成功し、元気のないベイルは後半開始時に交代させられた。そのわずか5分後、イングランドは50メートル付近でフリーキックを得ると、ラッシュフォードがボールをドライブし、ファーポストへ高速シュートをカーブさせたが、キーパーが右に動くのが早すぎたため、セーブしきれずにボールが左に入ってきた。
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ラッシュフォードとハリー・ケインがウェルズのバックパスにタックルを仕掛け、ベン・デイヴィスがバックパスをファンブル。
2失点した後、ウェルズは抵抗をあきらめた。彼らはシュートで突破を試みたが、ピックフォードはそのすべてをかわした。68分、カウンターアタックで左サイドでロングパスを受けたラッシュフォードが、代役のコナーズ・ロバーツをかわしてボールをディンクし、ジョー・ロンドンをスルーしてそのまま素早いローリングシュートを放つと、キーパー・ウォードが対面のシュートを外し、ラッシュフォードにあっさりとゴールを許してしまった。
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ウェールズは完全に崩れ、イングランドは後半30分、攻撃の意図を持たない練習に終始した。結局、試合はイングランドの大勝に終わり、イングランドはグループ首位でベスト16に進んだが、ウェルズはグループ最下位に転落し、敗退が決まった。グループBの最終順位はアメリカが獲得した。次戦、イングランドはラウンド16でタフなセネガルと、アメリカは堅実なオランダと対戦することになる。イングランドにとって、この試合の攻撃陣形はかなり良い。特にフォーデンとラッシュフォードは調子が良く、インパクトがある。この攻撃的布陣は前の2試合よりも良いように思えるが、セネガルはかなり獰猛で、イングランドの守備陣にとっては厳しい戦いになるだろう。
ワールドカップ・レポート
W杯1次リーグレポート イングランド6-2イラン、オランダ2-0セネガル
ワールドカップ1回戦 アルゼンチン1-2サウジアラビア
W杯1次リーグレポート ブラジル2-0セルビア
ワールドカップ第2戦 アルゼンチン2-0メキシコ
ワールドカップ第2戦 スペイン 1-1 ドイツ
ワールドカップ決勝ラウンド イングランド3-0ウェールズ