カタールで開催された2022年ワールドカップで、アルゼンチンはスター選手を擁した。
リオネル・メッシ(1987-)アルゼンチン人サッカー選手
ハーフタイム直前に得たPKでサウジアラビアが1-0とリード。しかし、サウジアラビアは後半に猛攻を仕掛け、わずか5分間で2得点を挙げ、2-1と逆転した。
予想外の展開
この勝利で、アルゼンチンの36試合連続無敗記録はストップした。
サッカー・ワールドカップは全32チームが8つのグループに分けられ、アルゼンチン、サウジアラビア、メキシコ、ポーランドがグループCを分け合った。リオネル・メッシ率いるアルゼンチンは、グループステージ初戦でサウジアラビアと対戦。
試合開始から2分も経たないうちに、アルゼンチンは攻勢に転じ、メッシが最初のシュートを放つが、サウジアラビアのGKはこれを弾き飛ばす。10分にもメッシがシュートを放ち、今度はアルゼンチンがリードを奪った。
このゴールは、メッシにとってワールドカップ通算7点目であると同時に、ワールドカップ4大会すべてでゴールを決めたのは、彼のキャリアで5度目となる。
22分、味方からのパスを受けたリオネル・メッシがワンタッチでシュートを放つが、これはオフサイドの判定。その後、ラウタロ・マルティネスが2本のシュートを放ったが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。
前半のアルゼンチンのポゼッションは54%だったが、後半は一転。サウジアラビアが最初の2回のゴールチャンスをものにし、48分にはサレハ・アル・シェフリが突破口を開いて1-1とした。
サウジアラビアはその後、53分にサレム・アル・ドーサリがボックスの外からロングレンジシュートを決め、2-1とリードを広げた。
後半、アルゼンチンの攻撃はサウジアラビアのGKモハメド・アル・オワイスに防がれた。80分、メッシがフリーキックを得たが、角度が高すぎるシュートで同点ゴールを逃した。84分には、メッシがヘディングシュートを狙ったが、GKにはじかれた。
試合はロスタイムに入り、アルゼンチンの選手たちが再びサウジアラビアのゴールに迫ったが、サウジアラビアのアブドゥレア・アル・アムリがヘディングシュートを成功させ、危機を脱した。最終スコアは2-1でサウジアラビアが勝利した。
予想外の展開
初戦に勝つこと。
現在世界ランキング3位のアルゼンチンは、1978年と1986年のワールドカップで優勝し、2014年に決勝に進出したが、ドイツに0-1で敗れた。世界ランキング51位のサウジアラビアは、1994年のワールドカップ・グループステージ・デビュー戦でラウンド16に進出したが、それ以来グループステージを突破できていない。
2019年のコパ・アメリカ準々決勝でブラジルに0-2で敗れて以来、アルゼンチンが敗北を味わうのは久しぶりのことだった。しかし今回、アルゼンチンはカタール・ワールドカップのグループステージ開幕戦でサウジアラビアに苦杯を喫し、国際試合36試合連続無敗記録が途絶えた。