今年のワールドカップでアルコールが禁止されたことで、ファンからの抗議が広がっている。月曜日（21日）早朝に香港で行われたカタール対エクアドルの開幕戦では、大勢のエクアドル・ファンがピッチ上で一斉に "ビールが飲みたい！"と叫んだ。スタジアムの外では、多数のファンがアルコールを持って入場しようとする方法を見つけようとさえしていた。
あるファンは、缶ビールを入れる専用のコーラスリーブを使って、警備員がソフトドリンクと間違えて簡単に会場に持ち込めるようにすることを提案した。それがうまくいかない場合は、スポーツ用の水袋を使ってスポーツウェアにアルコールを偽装し、警備員の警戒心を和らげようという計画もある。
さらに独創的なところでは、スイカに穴を開けてワインボトルを差し込み、果肉にワインを吸収させて「ワインスイカ」を作ろうという提案もあり、警備員もこれを警戒するのは難しいだろう。しかし、こうしたユニークな入場トリックが公開されれば、当局は入場者の携行品のチェックを厳しくするだろう。
