コパ・リベルタドーレスの決勝は、日曜日(30日)の明け方、「ブラジル内戦」で幕を開けた。スリリングな試合の末、元イングランド・プレミアリーグの強豪アーセナルのセンターバック、ダビド・ロイスを擁するファリンミンコが、同じくバークレイズ・プレミアリーグ(BPL)の強豪パラニョスを1-0で辛くも下し、3年ぶりのトロフィーを手にし、10日前のコパ・リベルタドーレス優勝に続く栄光の勲章をまたひとつ加えたことは、実りある成果だったと言えるだろう。
試合は当初互角の展開だったが、43分にパラニンスのDFベルドゥ・ハンリキが2枚目のイエローカードを累積してレッドカードをもらい、フォーメーションのバランスが一瞬崩れた。ファリンゴは延長後半終了間際にガビル・バボシャがこの試合唯一のゴールを決め、1981年、2019年に続く3度目のコパ・リベルタドーレス優勝に貢献した。
近年ファリンタンゴは、ダビド・レイス、チリのスター選手ビダル、元アトレティコ・マドリードの左SBフィラリウス、元ベンフィカのFWエワルトン・ソラス、さらにはかつてヴェルダー・ブレーメンでプレーした37歳のMFディエゴ・ディアブロなど、欧州のトップクラブでプレーしたスター選手を数多く獲得している。この試合でゴールを決めたガビル・バルボサもインテル・ミラノでプレーしていた。ミンゴ・ファリンタンゴのような "過去のスター "たちが、こうして南米のキングになったのだから驚きだ。
一方、パラニェンスは5月に名将スコラーリ監督からチームを引き継ぎ、決勝まで勝ち進んだが、最後の一歩で惜しくもタイトルを逃した。