日本のグリーンフィールドには、中田英寿、中村俊輔、小野伸二ら先人たち、近年では南野拓実、堂安律、鎌田大地らルーキーなど、優れた中盤の選手が数多くいる。今季の日本プロリーグも終盤を迎え、中盤の新スターの台頭も注目される。以下、見ていこう。
1.本田豊志(鳥栖サンドストーン)
今季の鳥栖はリーグ戦でも上位中位に位置し、好調を維持している。本田豊はチームの新星として目覚ましい強さを見せている。
2001年生まれの本田豊寿は、2020年に鳥栖サンドウィッチーズでJFLデビューを果たし、2シーズンを経てチームの先発に定着した。8番を背負う本田は攻撃的MFとしてフィールドで躍動し、優れたパスセンスでチームの攻撃の橋渡しをする。同時に、持ち前のスピードと突破力で相手守備陣を切り裂き、チームに活力を与えることも多い。今シーズン、本田はここまで2アシストを記録しており、攻撃面でもその能力を発揮している。
本田豊司は長距離シュートとゴールセンスに優れ、今シーズンはチームトップタイの5ゴールを挙げている。特筆すべきは、1メートル70しかないにもかかわらず、日本プロリーグでは珍しいヘディングシュートを決められることだ。
2.松木久聖(FC東京)
今季、新人王としてFC東京に入団した松木樹生は、高校卒業と同時にトップチームの一員となった若干19歳。この新星の活躍が期待される。
身長1.80メートルという長身を生かし、抜群の足技で相手ディフェンスを突破し、チームに脅威を与える。今シーズン、松木樹生は日本プロリーグで2ゴール3アシストと、目を引く活躍を見せた。
攻撃面での卓越したパフォーマンスに加え、松木樹生のロングパスの能力も侮れない。平均2本以上のロングパス成功率は60%に達し、そのパス技術に見ることができる。
3.ヴィトー・スズキ(清水ハートビート)
2020年に日本プロリーグデビューを果たす間もなく21歳になる若手、ヴィトー・スズキは、清水ハートビートで早くもスタメンの常連となった。
身長1メートル75のヴィトー・スズキは決して大柄ではないが、優れたフットワークと抜群のスピード、そして広いパス視野を持っている。今シーズンは3ゴール、2アシストでチームに貢献している。
鈴木ビトのロングパス成功率80%は日本プロリーグでもトップクラスであり、攻撃面での脅威を示している。
4.松岡大樹(清水ハートビート)
同じく清水エスパルス出身の松岡大樹は、U22日本代表として守備的ミッドフィルダーとしてプレーしている。
身長170センチと細身だが、ディフェンス意識とブロック能力は高い。今季は19試合に出場し、タックル成功率60%以上と堅実な成績を残している。
5.藤田瑠湖(横浜マリナーズ)
ナイジェリア人と日本人の混血であるジャン・ルコ・フジタは、その優れた守備力と攻撃力で横浜マリナーズの中盤の中心となっている。
身長1メートル74のジャン・リュック・フジタは、卓越した守備テクニックと個人技で横浜マリナーズの堅守を築いてきた。今シーズンは25試合に出場し、インターセプト成功率は80%に達している。
この中盤の新星5人は全員U22日本代表で、2024年のオリンピックに日本代表として出場することが期待されている。彼らの成長と躍進は、ファンならずとも楽しみなところだ。
今週のJFLライブストリーミングスケジュール:
10月8日 13:00 横浜マリノス vs 大阪飛騨フット ケーブルテレビ601/661
10月8日 13:00 川崎フロンターレ vs 清水エスパルス ケーブル602/662
10月8日13:00 北海道札幌ゴンザガ対福岡ワスプス ケーブルテレビ604/664
10月8日 15:00 柏レイソル vs さくら大阪 ケーブルテレビ601/661
今週のサンデーBのライブストリーミング配信時間:
10/9 昼12:00 甲府・風林 vs 岡山・緑雉 ケーブルテレビ601/661
10月9日 17:00 FC横浜 vs 大分三上 ケーブルテレビ601/661